BTS(韓国人POPグループ)が8/21に発売した、新曲「Dynamite(ダイナマイト)」が米ビルボード・シングルチャートの1位に輝いた。
これは韓国人アーティストとして初の快挙。
これはアジアとしてみても大変なことで、このチャートでアジア人が1位に輝くのは57年ぶりとの事だ。
(57年前は上を向いて歩こうで知られる、坂本九氏)
このビルボード・シングルチャートで1位になることがどれだけすごい事なのか?
まずビルボード・シングルチャートとは、アメリカでの真の人気度を測るものであり、単に知名度やCDの売上だけの判断ではない。
判断基準は、
①CDなどの売上
②ラジオでの再生回数
③ストリーミングサービスでの再生回数
④Youtubeなどの再生回数
いわゆる、音楽系の業界(米国)ですべての頂点に輝いた人(グループ)だけが受けられる称号である。
そんな大活躍を見せた彼ら。
ついには韓国の法案までもが彼らの活躍に味方することになる。
・兵役、それは韓国男性の義務である
韓国といえば、兵役という誰もが通らなければならない義務がある。
これは、健康な男性を対象に、18歳~28歳の誕生日までの間に軍へ入隊し、兵役につく義務がある。期間は20カ月間である。
選択の余地はなく強制だ。
(※判定区分があり、免除されるものもいる)
日本では自衛隊組織があるが、韓国ではこれらを兵役で賄っている。
どうしてこのような制度があるかというと、1950年~1953年の感行われた「朝鮮戦争」に起因する。
今もなお38度線として、韓国と北朝鮮の間には国境が引かれ厳重警戒の場所である。
この兵役、18~28才という年齢を考えてみよう。
日本人でいうと、高校を卒業に大学に入学する年齢~卒業後、社会に出て、ようやく会社でも中核として活躍し始める年齢だ。
これが芸能人であれば、さらにその美味しい期間に当たってくる。
アイドルにすれば、一番脂がのっている時だ。
・BTSが叶えた音楽の可能性
今回この兵役の延期を受けることになったのが、全米1位になった韓国人アーティスト「BTS」
メンバーの一人である、最年長のJIN(ジン)さんがもうすぐ28歳となるため、通常であればこの兵役に行く義務がある。
しかし、その兵役を30歳まで延期するという法案が12/1に可決。
晴れて、活動を続けることが出来るようになった。
今までにも有名クラシックアーティストやスポーツ選手などに対し、兵役の免除や延期を認めてきた韓国政府。
今回の詳細は、関係官庁の文化体育観光部が推薦する特定のポップスターに限られるが、BTSの彼らが認可されることは、音楽は世界を変えるという可能性の第一歩に違いない。
結果を出すことが法案までも動かすという可能性は、様々な業界の人の心に響いたはずだ。
・BTSの人気は弾いてみたシリーズにも
BTSのDynamyteだが、Youtubeの公式MVの再生回数がすごい
お分かりいただけただろうか?
なんと6.5億回再生という、信じられないような数字。(あのピコ太郎のPPAPで1.3億)
世界人口の約1/10の人たちが見ていることになる。
これに加え、Youtubeには弾いてみたシリーズが多数UPされ、ピアノ、バイオリンなど、人気を博している。
ピアノを弾いている中には中学生のファンもいるぞ!
有名Youtuberのハラミちゃんなどが、ストリートピアノで同曲を演奏したこともあり、大変な人気になっている。
・まとめ
音楽は本当にいいですよね。
今回はその音楽が、一つの法案を可決し、一人のアーティストの人生を変えることになるお話でした。
兵役のように国で決められた法案ですら、音楽は変える力を持っている。
そう考えると、なんかいろんな可能性が他にも眠っているよね!とか前向きに考えたくなる。
音楽が世界を変える日もそう遠くない未来、現実のものになるのかもしれない。
最後まで読んでいただきありがとうございました。
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